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髪は身体の大切な一部です。身体のしくみを一緒にご理解して健康を取り戻しましょう
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胃の役割・・・ |
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咀嚼によって胃に送られた食べ物は、食べ物の中に含まれる栄養素が分子レベルまで分解されないと吸収する事ができません。
一般に胃が消化吸収していると思われがちですが、胃は、平滑筋という筋肉の壁で覆われていて、咀嚼された食べ物が入ってくると、胃が膨らみ食べ物を貯めておく役割もしているのです。
そして、一端貯蔵した食べ物を消化分解する為に胃液が分泌されるのです。
胃液には、二つの役割があって、一つは食べ物が清潔に調理された物でも空気中に含まれる雑菌などが付着し、しかも胃の中で温められ水分もあるので腐敗してしまいます。
腐敗した食べ物は身体にとって毒なので、そうならない為に胃酸を分泌します。
胃酸には、塩酸を大量に含んだ強力な殺菌作用のある分泌液で、食べ物に付着した雑菌を殆ど殺菌してしまうので腐敗を阻止できる働きがあるのです。
もう一つの役割は、食べ物を分解するタンパク質分解酵素(ペプシン)を形成する為のペプチノーゲンが分泌されます。
ペプチノーゲンは、胃酸に反応してペプシンに変化し食べ物を液状又は泥状にする働きがあるのです。
そうした働きをび粥といいます。
び粥にする役割とは、栄養素を吸収する小腸に処理能力の限界がある為、一度に処理限界を超えた食べ物が小腸に送られると下痢を起こして吸収力が低下してしまうからです。
よく胃を全摘出手術した方は、食事を5〜6回に分けて摂っていますが、それは貯蔵するしくみが無くなった為に食べ物がダイレクトに小腸に送られ下痢をしやすく、数回に分けて摂らないと栄養不足になるからです。
そして、胃の出口(幽門)は常に閉じられたしくみになっており、そのしくみがあるおかげで胃が貯蔵庫の役割をし、び粥にした食べ物を小腸の処理能力に合わせて送り出す構造になっている為、栄養素を効率良く吸収し生命活動や細胞の代謝が行えるのです。
胃は、栄養素を吸収する為の準備をしてくれる大切な臓器です。
暴飲暴食や極度のストレスなどは、胃に負担を掛け消化不良を起こし、栄養素の吸収も低下する為、細胞の代謝が滞りやすくなるのです。
そうなれば、十分な栄養素の吸収ができずその結果、髪に送られるはずだった栄養素は減らされ、また生命維持に直接関係のない髪の細胞は分解され、他の重要な細胞に使われてしまう為、薄毛や脱毛症になってしまうのは必然的です。
そうならない為には、食べ物をよく噛んで十分な咀嚼をし、腹八分目に止め胃に負担を掛けないように心がけてください。
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