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化学合成物質とは?

身の周りにはたくさんの化学物質があります。どんな化学物質かをよく知りましょう

皮膚から入る化学物質とは?

特に気にしないで毎日お使いの日用品、化粧品などに毒性の強い化学合成物質が使われているとしたら・・・みなさんはどのように思われますか。

ちょっと怖いですよね?

● 最近、肌がガサガサ荒れている。
● 頭が無性に痒い。
● 薄毛や抜け毛が気になる。

もし、そのような状態が続いているとしたら、それは皮膚から入る化学合成物質の影響かもしれません。

それでは、皮膚から入る化学合成物質にどのような物に使われているのか、そしてそれはどんな化学合成物質なのかご紹介しましょう。

お風呂に入ってリラックスしている方は多いと思いますが、お風呂場に置いてあるシャンプーリンス、ボディソープ、入浴剤などに様々な化学合成物質が使われています。

シャンプー、ボディソープには、一般的にラウリル硫酸やラウレス硫酸と書いてある成分を含む物が多いのですが、これらは強力な洗浄力を持つ合成界面活性剤と言う化学合成物質で、脂溶性※1があり脱脂力が強く角質を過剰に取り過ぎ細胞膜を傷つける要因になることが知られています。

角質は有害な紫外線や化学物質の進入、細菌や雑菌の繁殖を防ぐ働きをしながら自然にはがれていき、新しい角質が再生されているのですが、こうした化学合成界面活性剤で角質を過剰に取り過ぎ細胞膜を傷つけるとシャンプー、ボディソープなどに含まれている他の化学物質である、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)やエデト酸塩などの破壊された細胞膜を通過して細胞組織に深く浸透していきます。

その影響で、アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎の原因になると考えられています。

また、頭皮は角質層が薄いので、こうした化学物質の影響を顕著に受けやすく、頭皮に炎症を起こしたり枝毛や抜け毛の原因になっています。

また、BHTやエデト酸塩などの化学合成物質は分子量が小さく、細胞組織に深く浸透していくので、こうした化学物質の影響は皮膚だけにとどまらず、特に皮膚の薄い性器部分は化学合成物質が細胞組織に蓄積され、男性では精子の減少や女性では卵巣に腫瘍発症率が高く問題になりつつあります。

このことはつい最近、テレビの情報番組で取り上げられたほどです。

また、リンスは、サラサラ、ツヤツヤ効果のある商品をよく見かけますが、ほとんどの商品に帯電防止作用のあるコンディショニング剤が使われているのです。

コンディショニング剤は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(ステアルトリモニウムクロリド)という化学合成物質で、アレルギーを起こすと知られています。

入浴剤は疲労回復などの効能が書いてある物が多くありますが、殆ど温泉の成分を抽出した物ではなく、合成香料や合成着色料、保湿性を出すためにプロピレングリコールなどの化学合成物質が使われています。

合成香料は人によっては、頭痛や吐き気を伴なったりアレルギーの原因になり、合成着色料はかぶれやぜんそくを引き起こす要因になることが知られています。

更に、プロピレングリコールはアトピー性皮膚炎やかぶれを引き起こす原因になっていると知られています。

また、入浴中は体温もあがり、化学合成物質がより浸透しやすくなる要因になることが知られていますので、化学合成物質が使われている入浴剤を入れて入浴することは、毒風呂に入っているといっても過言ではありません。

最近、台所洗剤は泡立ちもよく、油汚れもスッキリ落ちますと言った効果をよく耳にしますが、危険性の高い化学合成物質が使われています。

台所洗剤の主成分は合成界面活性剤ですが、シャンプー、ボディソープに使われている合成界面活性剤の何倍も強力な脱脂力があるので、素手で洗う事は避けた方がよいでしょう。

陰イオン系のAES(アルキルエーテル硫酸ナトリウム)という化学合成物質で、手荒れやかぶれの原因になっている危険性がある為です。

また、洗濯洗剤は、洗いあがり真っ白、と言った効果をよく耳にしますが、危険性の高い化学合成物質が使われています。

洗濯洗剤の主成分は、POE・P(ポリオキシレンアルキルフェノールエーテル)と言う合成界面活性剤で、手荒れやかぶれの原因になっています。

さらに、洗濯洗剤は白さを強調するために、蛍光増白剤や生乾きの臭いを消すための殺菌作用のある化学合成物質が使われているのです。

それから皆さんが歯磨きをするときに、使用している歯磨き剤にも化学合成物質がたくさん使われているのです。

例えば、歯磨きをした後にコーヒーを飲むと変な味がする場合がありますが、皆さんはそんな経験した事はありませんか。

それは、歯磨き剤に含まれているラウリル硫酸ナトリウムという合成界面活性剤で、シャンプーに含まれている化学合成物質と同じ物が使われているのためなのです。

その物質が使われているため、口の中及び舌の粘膜が化学合成物質の影響で荒らされ味覚も可笑しくなってしまうのです。

そして、歯磨き剤には、食品に使用が禁止されている防腐剤(パラベン)が使われている製品が多いのです。

それは、歯磨き剤が化粧品類として扱われているためなのですが、パラベンは皮膚炎やアレルギー性湿疹がおきやすい物質なのです。

口の中は粘膜なので、表面の皮膚より非常に弱く浸透性も高いので、極力避けたい物質である事は間違いありません。

また、髪が薄く気になってくると養毛剤や育毛剤をお使いの方は多いと思いますが、使い続けても商品パッケージ書いてあるような効果が実感できないと思う方は多いのではないでしょうか。

養毛剤や育毛剤には、使用しつづけると脱毛の原因となる化学合成物質が使われていることをご存知の方はどのくらいいるのでしょうか。

化粧品類に幅広く使われているBHTという化学合成物質で、商品の酸化防止を目的として使われていますが皮膚炎をおこし、脱毛をおこす物質と知られています。

このように皮膚から入る化学合成物質は身近にたくさん蔓延しています。さらに深刻なのは皮膚から入る化学合成物質の方が、食べ物から入る化学合成物質より分解されにくいのです。

食べ物から入る化学合成物質の場合は、正常に機能する肝臓が毒物を約90%解毒分解してくれるので、化学合成物質の入った食品を食べ過ぎなければ問題ないのですが、皮膚から入る化学合成物質の場合は、肝臓で解毒分解される前に細胞組織に浸透する場合が多いので、毎日使う物は注意して購入する事が大切なのですが、最近の化粧品類は成分名を別称で表示している物が増えつつありますので、より解りづらくなっている傾向があるのです。

こうした化学物質の添加は消費者の知らないところで行われています、このような商品がごくごく当たり前のものとして流通している事に対して危機感を覚えるのは私だけでしょうか。

では、どうしたら皮膚から入る化学合成物質を和らげる事ができるのか、その緩和方法を皮膚から入る化学合成物質を和らげるのページでご紹介しましょう。


                      化粧品に含まれる化学物質一覧表


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