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髪は身体の大切な一部です。身体のしくみを一緒にご理解して健康を取り戻しましょう
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口の役割・・・ |
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人間はどうして食事をするのでしょうか?
お腹が減るから、食べないと死んでしまうから、生きる為・・・
人間は、色々な食事(食べ物)を食べ、水分を補給しながら栄養を吸収し、細胞が代謝を繰り返し老廃物を体外に排出しする事で生命活動を維持しています。
それは、人間が60兆の細胞からなる多細胞生物で、毎日どこかで細胞が壊れているからです。
その壊れた細胞は、食事(食べ物)から栄養を摂らなくては修復できないからです。
そして、食事をする時は、口に食べ物を運び噛んで食べます。
どうして噛んで食べるのでしょうか?
噛まないと喉に詰まるから、噛むと飲み込みやすいから・・・
人間は、食べ物を口に入れ良く噛む事(咀嚼)で、唾液が活発に分泌されます。
唾液には、水分とムチン(ネバネバした成分)が含まれ、食べ物を唾液で包み喉からスムーズに食道へ運ぶ為に分泌されるのです。
また、唾液には、アミラーゼ(消化酵素)が含まれていて、デンプンを分解する事ができます。
ごはんを良く噛んでいると甘味を感じる時がありますが、それはごはんのデンプンが分解されて糖分に変化し、舌の甘味を感じる部分に感知されるからです。
そして、咀嚼をする目的についてですが、喉には、気管と食道があって、食道に食べ物や水分が入る時以外は食道は常に閉じられています。
それは、人間の構造上、空気から肺に休みなく酸素を取り込む必要がある為、常に気管は開いた状態になっていて、食べ物を飲み込む時に気管を閉じ、食道の筋肉を緩め食道を開き、食べ物を一瞬に流し込む必要がある為、細かく砕かれた方が適しているからです。
また、咀嚼をすると、食べ物の細胞が壊れて消化吸収が良くなる働きもあるからです。
ここ数年、聞いた事はあると思いますが、ドライマウス(唾液の分泌が低下する病)でお悩みの方が増えているようです。
特に若年層に多く、糖尿病でもないのに口が渇く、食べ物がうまく飲み込めない、悪化すると口にカビが繁殖してしまう、その原因をたどっていくと、咀嚼に原因があるようです。
ファーストフードや柔らかい食べ物、スナック菓子などは、あまり咀嚼しなくてもすんなり飲み込めてしまうので、唾液を分泌する器官が廃用性萎縮(動かさないと退化してしまう事)を起こしてしまうからです。
そうならない為にも咀嚼をする事が大切なのです。
人間は食べなくては、細胞も生きてはいけません。
髪も食べ物の栄養を吸収して発育しています。
食事をする事は当たり前のように思われますが、よく噛んで食べる事が身体にはとっても良い事なのです。
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